本を読み終わったあとに、感想を書こうとして手が止まってしまうことはありませんか。
「何を書けばいいのかわからない」
「面白かった、以外の言葉が出てこない」
「ちゃんとした文章にしようとして面倒になる」
読書ノートを始めようとしても、最初からきれいにまとめようとすると、なかなか続きません。
でも、読書ノートは立派な感想文を書くためのものではありません。
読んだ本をあとから思い出すため。
自分が何を感じたのかを少しだけ残しておくため。
次に読む本を見つけやすくするため。
そのくらい気軽なものとして始めると、読書記録はずっと続けやすくなります。
この記事では、感想を書くのが苦手な人でも続けられる、かんたんな読書ノートの書き方を紹介します。
読書ノートは「ちゃんと書く」必要はない
読書ノートというと、きれいな要約や深い考察を書かなければいけないように感じるかもしれません。
でも、読書ノートに必要なのは、完成された文章ではありません。
むしろ大切なのは、読んだ直後の小さな印象です。
たとえば、こんな一言でも十分です。
- 静かな雰囲気がよかった
- 終盤が少しつらかった
- 主人公にあまり共感できなかった
- また同じ作者の本を読みたい
- 今の自分には少し難しかった
これだけでも、あとから見返したときに「この本を読んだとき、自分はこう感じていたんだ」と思い出せます。
読書ノートは、誰かに見せるレビューではなく、自分のための記録です。
読書ノートに書くことは3つだけでいい
読書ノートを続けるには、書くことを増やしすぎないのが大切です。
最初は、次の3つだけで十分です。
1. どんな本だったか
まずは、その本を一言で説明してみます。
長い要約を書く必要はありません。
例:
- 家族の記憶をめぐる小説
- 仕事の考え方を整理する本
- 静かな雰囲気の短編集
- 読後感が重いミステリー
- 文章がきれいなエッセイ
「この本は何についての本だったか」を、自分の言葉でざっくり残しておくだけで大丈夫です。
細かい内容よりも、あとで思い出すための手がかりを残すイメージです。
2. 印象に残ったところ
次に、読んでいて気になったところを書きます。
名言を書き写してもいいですし、ページ数だけ残しても構いません。
例:
- 120ページあたりの会話がよかった
- 最後の章で印象が変わった
- 「待つこと」についての文章が残った
- 主人公が手紙を書く場面が好きだった
- 中盤は少し退屈だった
大事なのは、良かったところだけを書く必要はないということです。
退屈だったところ、違和感があったところ、よくわからなかったところも、立派な読書記録になります。
3. 読んだあとに思ったこと
最後に、読み終わったあとの気持ちを一言だけ書きます。
例:
- もう少し時間を置いて読み返したい
- 今の自分には刺さらなかった
- 似たテーマの本を読んでみたい
- 期待していた内容とは少し違った
- 読み終わったあともしばらく考えてしまった
感想は、必ずしも「面白かった」「つまらなかった」で終わらせる必要はありません。
「なんとなく気になる」
「まだよくわからない」
「うまく言えないけど残っている」
そんな曖昧な感覚も、そのまま書いて大丈夫です。
感想が書けないときのテンプレート
どうしても感想が出てこないときは、テンプレートを使うのがおすすめです。
空欄を埋めるだけなら、文章を書くハードルが下がります。
- この本は、〇〇についての本だった。
- 読んでいて、〇〇の部分が印象に残った。
- 特に、〇〇という場面・考え方・言葉が気になった。
- 読み終わって、〇〇と思った。
- 次は、〇〇のような本も読んでみたい。
たとえば、こんな感じです。
- この本は、家族の記憶についての本だった。
- 読んでいて、過去の出来事が少しずつ見えてくるところが印象に残った。
- 特に、主人公が昔の手紙を読む場面が気になった。
- 読み終わって、すぐに面白かったとは言えないけれど、しばらく残る本だと思った。
- 次は、同じ作者の別の作品も読んでみたい。
これくらいで十分です。
読書ノートは、うまい文章を書く場所ではありません。
自分がその本をどう受け取ったかを、少しだけ残しておく場所です。
「面白かった」だけでも残す価値がある
感想を書こうとすると、「面白かった」しか出てこないことがあります。
でも、それでも問題ありません。
ただし、できれば一言だけ足してみます。
- 面白かった。会話がよかった。
- 面白かった。最後まで読みやすかった。
- 面白かった。主人公が好きだった。
- 面白かった。世界観が好みだった。
- 面白かった。でも少し長く感じた。
「面白かった」のあとに、理由をほんの少しだけ加える。
それだけで、あとから見返したときの情報量が大きく変わります。
読書ノートを続けるコツ
完璧に書こうとしない
読書ノートが続かない一番の理由は、ちゃんと書こうとしすぎることです。
きれいにまとめようとする。
全部の本に長い感想を書こうとする。
毎回同じ形式で記録しようとする。
こうすると、読書ノートそのものが負担になります。
短くていい。
雑でいい。
途中まででもいい。
そのくらいの気持ちで始めたほうが、結果的に長く続きます。
読み終わった直後に一言だけ書く
本の感想は、時間が経つとどんどん薄れていきます。
読み終わった直後は、うまく言葉にならなくても、何かしらの印象が残っています。
そのタイミングで一言だけ書いておくのがおすすめです。
- よかった
- 重かった
- 難しかった
- 好きだった
- 思ったより静かな話だった
- 最後が忘れられない
あとで時間があるときに、そこから少しだけ書き足せば十分です。
星評価だけで終わらせない
読書記録では、星評価も便利です。
ただ、星の数だけだと、あとから見返したときに「なぜこの評価にしたのか」がわからなくなることがあります。
星をつけるなら、一言メモも一緒に残すのがおすすめです。
例:
★★★★☆
文章が読みやすくて、最後まで一気に読めた。
★★★☆☆
テーマは好きだけど、少し説明が多く感じた。
短い言葉でも、評価の理由が残っていると、自分の読書傾向が見えやすくなります。
引用を書きすぎない
読書ノートに印象的な文章を書き写すのは楽しいものです。
ただ、引用ばかりにすると、ノートを作るのに時間がかかりすぎてしまいます。
続けることを優先するなら、引用は少なめで大丈夫です。
気になったページ番号だけ残す。
一文だけ書き写す。
「このあたりがよかった」とメモする。
それくらいでも十分役に立ちます。
紙のノートとアプリ、どちらがいい?
読書ノートは、紙でもアプリでも続けられます。
紙のノートには、自由に書ける良さがあります。
図を書いたり、線を引いたり、気分のままに記録しやすいです。
一方で、あとから検索したり、本ごとに整理したりするのは少し大変です。
アプリなら、読んだ本・読みたい本・感想をまとめて管理できます。
過去に読んだ本を探しやすく、読書記録を続ける場所としても使いやすいです。
どちらが正解というより、自分が続けやすいほうを選ぶのが一番です。
読書ノートをアプリで続けるならブクマ
読書ノートをもっと気軽に続けたいなら、読書管理サービスのブクマを使うのもおすすめです。
ブクマでは、読んだ本や読みたい本をシンプルに記録できます。
読み終わった本に一言メモを残したり、気になる本をあとで読むために登録したりできます。
しっかりしたレビューを書かなくても大丈夫です。
- 面白かった。
- また読みたい。
- この作者の別の本も気になる。
- 思ったより難しかった。
- 読後感がよかった。
そんな短いメモでも、積み重なると自分だけの読書ノートになります。
読書記録は、完璧に残すよりも、気軽に続けることのほうが大切です。
ブクマなら、紙のノートよりも本を整理しやすく、あとから読み返しやすい形で記録を残せます。
まとめ
読書ノートは、立派な感想文を書くためのものではありません。
読んだ本を忘れないため。
あとで思い出すため。
次に読む本を見つけるため。
そのくらい気軽に始めて大丈夫です。
最初は、次の3つだけ書いてみましょう。
- どんな本だったか
- 印象に残ったところ
- 読んだあとに思ったこと
長く書けなくても構いません。
一言でも、星評価に短いメモを添えるだけでも、読書記録としては十分です。
読書ノートが続かない人ほど、まずは「ちゃんと書く」をやめてみる。
それだけで、本を読む時間も、読んだあとの記録も、もっと楽になります。
読書をもっと気軽に記録したい方は、ぜひブクマも使ってみてください。

